
学生にとってお金を稼ぐ手段として、始めやすいのがアルバイト。
ただ、実際にアルバイトを始めてみたら、
・人間関係がうまくいかなくなってしまった
・休憩をとらせてくれない
・店長からの八つ当たりがひどい
などいろいろ感じて、アルバイトを辞めたいと考えるかもしれません。
今回は、アルバイトをやめる為に準備しておくことや気をつけるべきポイントについて、大学生でアルバイトを辞めた経験のある僕がリアルな情報をお伝えしていきます。
アルバイトをやめる前に確認しておくべきこと
辞めるには最低2週間前にやめる旨を伝えよう
一般的にアルバイトをやめるには、2週間前には辞めることを伝えるようにしましょう。
これは、民法で規定されています。
一般的に、憲法→就業規則→民法という順に効力が強くなっているので、就業規則などに特に、記載がない場合であれば、2週間前に伝えればOKです。
雇用契約書を確認する
アルバイトとして採用が決まり契約をすると、雇用契約書(控え)をもらっているはずだと思います。
この雇用契約書に、退職する時についてのことや就業規則などが書かれている場合があるのでそれも確認するようにしましょう。
※この雇用契約書は、契約の内容が書かれているので、サインする場合は十分目を通すようにしましょう。
また、失くさないように保管しておきましょう。
引き継ぎがあるか?
アルバイトをやめる際に確認しておくべきことの3つ目は、「仕事や業務の引き継ぎがあるか?」についてです。
基本的に、アルバイトのレベルであれば引き継ぎなどはないと思うので、個人的には大丈夫かとは思いますが、社員になったりすると引き継ぎを放棄して退職をして損害を与えてしまった場合に、会社から訴えられてしまうケースがあるのも頭の片隅入れておきましょう。
伝える時のポイント
伝え方が重要
アルバイトをやめるときは、伝え方が重要になります!
よく、アルバイト先に迷惑をかけてしまうのではないか?などと心配して、「アルバイトを辞めさせていただいてもよろしいでしょうか?」といったような聞き方をする方がいますが、よくありません。
こういうと、お店側や店長は、「人手が足りないから、もう少し待ってくれないかな」などと、あなたの優しさに漬け込んできます。
やめる場合は、はっきりと「何月いっぱいでアルバイトを辞めさせて頂きます」という意思表示をして、言い切ることが大切になります。
店長やお店がアルバイトを引き止める権限は基本的にないので、ずるずると辞められないでお店に残らないためにも、辞める際は「辞めます」と伝えましょう。
辞めることを伝えるのに勇気がいるかもしれませんが、「勇気は一瞬、後悔は一生」なので、ぜひ頑張ってください!
伝える方法
辞めることを伝える際は、メールや電話ではなく、面と向かって伝えるようにしましょう。
これが最低限のマナーです。
メールや電話で済ますのは簡単ですが、かえって直接辞めることを伝えた方が、辞めたいという意志が伝わりスムーズに進む場合もあります。
穏便に辞めたいときはそれとなく伏線を張っておく
できれば穏便にアルバイトを辞めたいと思うことがあると思います。
そのときは、信頼できる周りのスタッフや先輩など(できれば学生)の辞めることを匂わしておくといいと思います。
例えば、「部活やサークルが忙しくて、もしかしたら責任者になってしまうかもしれないんですよね…」と周りのスタッフに言っておくだけで、辞めるのかな?と周りに思わせることができます。
また、普段よりもシフトの回数を少なくして提出し、忙しいことを何と無く伝えていくのもアリだと思います。
辞めるための理由はなんでもいい
辞めるときに、「なんと言えばいいのか?」と重く考えてしまう人がいますが、辞めるための理由はなんでもいいのです。
極端な話、辞める理由は嘘でもいいのです。
相手に対して失礼にならず、自分が伝えた理由に対していくつか質問されたときにそれに答えることができれば大丈夫です。
例えば、「〇〇さんと一緒に仕事するのがイヤなので辞めます」というようなのは、直接的すぎるのと、他のスタッフに不快な思いをさせてしまったり失礼になったりしてしまいます。
実際に僕がやめるまでの流れとやめるときに使った理由
僕は、約1年間務めていたアルバイト先をやめるときに、できるだけ穏便に辞めたいと考えていました。
僕が実際に使ったアルバイトをやめるときに伝えた理由は「夏からアメリカに留学に行くので、今月いっぱいでアルバイトを辞めさせて頂きます」でした。
ちなみに留学に行くというのは、バイトをやめるために考えた理由で実際に行く予定はありませんでした。(いくつか質問されても大丈夫なように準備しておいてはいました)
穏便にバイトをやめるために
・周りの先輩スタッフや力のある人にそれとなく「留学に行こうか考えているんですよね」という話をしておきました。
・やめる前の1ヶ月間のシフトは「勉強(英語の補講)が忙しいので少ない回数の出勤となり申し訳ございません」と伝え、出勤の回数や勤務時間を普段よりも短くして提出しました。
やめることを伝えたときの当日の流れ
実際にアルバイトをやめること伝えた日の流れを書いておきます。
朝出勤したときに(気持ちいつもより早くつくようにしました)
「おはようございます。〇〇さん、お仕事中(/お忙しい中)すみません。本日お話ししたいことがあるので、勤務を終えた後5分ほどお時間いただけますでしょうか。」
と事前に話をしたいことを伝えておきました。
そして、勤務を終えた後に
「お疲れ様です。本日の朝にお伝えをした件についてお話よろしいでしょうか。突然ではありますが、夏から(できればいつから明確に)アメリカに留学に行くことが決定したため、今月いっぱいでアルバイトを辞めさせて頂きます」
と伝えました。
僕の場合は、「了解、残りの出勤はよろしく」と言われ無事、辞めることができました。
まとめ
今回は、アルバイトをやめるときときに、事前に準備しておくべきことと、辞めることを伝えるときのポイントについていくつか紹介しました。
バイトをやめるときに重要なのは「辞めます」と言い切ることです。大切な自分の時間のために、一瞬だけ勇気を出して伝えましょう!!!