
「このレポートの根拠はどこにあるの?」
「その説明は筋が通ってなくてわかりづらいね」
などと言われたことがある学生は少なくないんじゃないでしょうか。
実際に、僕が学生生活を送っていても、学生に対して「論理的に考える癖をつけましょう」と教授に言われたりすることが多くあります。
僕が以前受けた就業力テストの論理的思考力は9段階中8点でした。
このテストが表しているとおり、僕は「論理的に考えること」がとても得意で、レポートやプレゼンテーションに困ったことはありません。
ただ、初めから論理的に考えることが優れてたわけではなく、意識して力がついていきました。
そこで今回は、この論理的思考力を高めるのはどうして必要なのか?また論理的思考力を高めるために意識すべきことについてまとめていきます。
論理的に考えることが重要な理由
「論理的に考えましょう」と大学生になると特に言われることが多くなるかもしれませんが、どうして論理的思考が重要なのでしょうか。
それは、どんな相手にもわかりやすく自分の考えを伝えることができるようになるからです。
大学生活の中のレポート作成やプレゼンテーションでも、教授や聞き手にわかりやすく説明できなければいい評価を受けることはできません。
さらに、社会人になったら、取引先に対してわかりやすく、相手が納得できる説明ができなければ仕事を勝ち取ることはできません。
そのため、日頃から論理的に説明するクセをつけておくことが大事になります!!!
論理的思考を一言で表すと?
「きちんとした筋道が立っていて、因果関係がはっきりしている考え方」のことを言います。
相手から「なぜ?」と何度も聞かれても答えられ、どんな相手でも理解することができるような説明ができる人は論理的思考力が高いと言えます。
論理的思考のために意識している3つのこと
結論をシンプルにする
論理的に考えることができていない人の多くは、結論がシンプルでないことが多いです。
結論の中に何個も伝えたい要素を詰め込んでしまうと、結局何が言いたいのか?がわからなくなってしまいます。
まずは、結論1つに伝えたいことを1つに絞り、シンプルにすることを意識しましょう。
なぜ?を繰り返す
結論が決まったら、「なぜ?その結論に至ったか」をこれ以上なぜ?と考えなくて済むまで繰り返しましょう。
これを逆算的思考と呼んだりします。
このなぜ?そうなったのかを問うというプロセスを何度もすることによって、結論と理由のつながりが崩れないまま、よりわかりやすく結論を説明することができるようになります。
エビデンス(証拠)を用意する
この部分が一番できていない人が多いのですが、なぜ?そうなったかを考える上で、客観的な証拠を用意することが重要です。
自分の考えをどんな人にでもわかりやすく説明するには、人によって解釈が異なってしまうような説明は避けるべきです。
そのため、なぜ?と質問された際に、誰が見ても結論に結びつくようなデータや具体例などのエビデンス(根拠)を用意することで、より考えに説得力が増していきます。
まとめ
大学生活だけでなく、社会人になってからも重要になる「論理的思考力」を高めるべく、いくつかポイントを紹介しました。
論理的思考力を高めるには、
・結論をシンプルにする
・なぜそうなったか?について繰り返し考える
・結論につながる根拠を用意する
の3つのポイントを日頃から意識することで、論理的に物事を考える力がついていきます!
ぜひ、普段のレポートやプレゼンからポイントを意識しながら取り組むようにしてください!